痛みのトリアージ 

看護婦さん 「今にも死にそうな痛みを10としたら、1から10どのくらい?」

私  「7ですかね」

 

日曜日の救急外来での会話だ。

 

アラフィフともなると婦人科系のトラブルが増えてくる。

 

先日患った子宮腺筋症のお話です。

 

1日目

土曜日の朝から、生理痛のような鈍い痛みが続くも、
「生理1週間前だし、軽いPMSかな」くらいに思っていたら、
夜になると痛みが増し、腰周りまで痛み出した。
鎮痛剤を飲んでも、一向に痛みが引かない。
寝ようとも痛みで一睡もできず、朝を迎えた。
こんな痛みは陣痛以来。これはまずい。
 
日曜の早朝、救急に連れていってもらった。
中央病院に着くと、待ち時間15分ほどで診察室に。
(ありがたい、椅子で待つのはこれが限界)
痛みが酷いのでベットに寝かせてもらい先生を待った。
まずはアセトアミノフェンの点滴を入れてもらった。
当直は内科の先生で、
虫垂炎かもしれないのでCT撮ってみましょう」
虫垂炎なら緊急手術ですね」と言われたが、
 
虫垂炎の痛みは知らないけど盲腸じゃない気がする)
 
「もしかしたら婦人科系の子宮内膜症じゃないか」
 
と申し出ると、婦人科の先生にも後で診てもらう手配をしてくれた。
 
アセトアミノフェンの点滴も効いてこないし、
痛くてしんどいがまずはCT。
 
CTの結果、先生が伝えにきた。
 
虫垂炎でもないし、これは内科ではないな。婦人科に診てもらいましょう」
「CT画像では子宮の様子は分からないので」
 
(CTって全身撮れるわけじゃないのか?)
 
痛みに耐えながら、婦人科まで車いすで移動。
 
婦人科では痛みの中、下半身裸になり検査椅子に座る。
出産を2回しているので、内診に抵抗はないが、
客観的に自分の姿を想像しないように努めている。
 
先生「これは腺筋症かな、卵巣に腫れはないし、
まずはロキソニンと抗生剤を飲んで2~3日様子見てください。」
 
私は痛みで先生の話は半分聞けていない。
 
看護師さん「とりあえず、ご主人は処方箋もって直ぐに薬をもらってきてください」
「今すぐロキソニン飲みましょう」
 
婦人科から救急のベットに戻り、生理食塩水の点滴を受けながら、
ロキソニンを飲んだ。
なんとなく痛みが軽減した気がしたので、家に帰宅。
 
ロキソニンが少し効いて、午後にようやく3時間程眠ることができた。
 
医療費(救急+薬5日分):約15,000円
 

2日目

救急で処方してもらったロキソニンを飲ん就寝、先日眠れていないから、
朝の5時まで眠れたが、痛みで目が覚めた。
 
仕事をお休みする連絡をし、子供のお弁当を作り、子供達を送り出す。
食欲なし。無理やりおにぎりを食べて、ロキソニンを飲んだ。
午前中はソファから立ち上がれなかった。
 
近くの婦人科クリニックに予約を入れて、午後に受診。
 
内診の結果、ここでも
「腺筋症がありますね、でも細菌感染の可能性もあるし、抗生剤の点滴をして
まずは痛みをとりましょう」
 
血液検査もして、抗生剤の点滴15分。
 
ロキソニンが効いて、夜は眠れた。
 
医療費(診察+ロキソニン):約10,000円
 

3日目

婦人科クリニックに点滴通院 診察室に呼ばれ血液検査の結果を知らられる
痛みで頭が働いていない中、
 
「炎症の数値がとても高い、これは痛かったでしょう。
しばらく定期的に鎮痛剤を飲んで下さい。痛くなったら飲むでは、
効かないかもしれません。」
 
3回ほど抗生剤の点滴を続けたら、大体は回復に向かうらしい。
15分の抗生剤の点滴を受ける。
 

4日目

点滴通院、今回で3回目の点滴。併せて血液検査も行う。
 
先生「血液検査の結果、もし改善がみられないなら、
点滴を朝晩と入れて治療するために、入院した方がいいかもしれない」
 
「明日はクリニック休診日なので、抗生剤の錠剤を出しておきます。」
 

5日目

抗生剤と痛み止めで何とか乗り切る。
 

6日目

血液検査の結果、炎症の数値に改善が見られない。
追加で点滴を受けるも、大きな病院に紹介状をもらう。
 

7日目

大きな病院の婦人科受診。

 

先生 「この抗生剤が効かないなら、別のかな…」

「まあ一度、内診してみましょう」

 

〈内診中〉

先生 「腺筋症だけど、そこまでひどくない、癒着もないし」

 

私 「歩くと響く痛みはどうしたらいいのでしょう」

 

先生 「違う抗生剤を飲んでみて下さい。外科的な処置が必要なほど悪くありませんし、年齢的にも腺筋症は対処療法で付き合っていくほうがいいでしょう」

 

子宮腺筋症も子宮筋腫にしても、閉経を迎えれば治まるといわれているからだ。

 

8日目

抗生剤が効いたのか、痛みが取れた。鎮痛剤がいらない程にようやく回復。

 

~~~

 

痛みのトリアージ

陣痛を「10」とすると、今回の痛みは「7」で概ね正しいと思うが、

もう味わいたくない痛みだった。

 

婦人科系トラブル、更年期は避けて通れないのだろうな。

 

 

 

 

 

130万円の壁、超えるか、どうするか?

日本はここ30年間、経済停滞、給料が上がっていないのは承知の通り。更にウクライナ危機以降、物価は上昇、日々の生活を圧迫。
24年の1999年、私がアメリカで就職した時(大卒エントリーレベル)は最低20K以上を基準にするよう言われていた。
ちなみに2022年の米国大卒初任給平均は約600万円、日本は約260万円。
就職形態も慣習も異なる米国と一概に比べられないけど、
先進国の中で日本だけ時間が止まっている感が否めない。
 
現在、週5日4.5時間のパートタイマー。
結婚、出産では仕事を継続したけれど、主人の海外赴任を機に退職。
海外ワンオペを経て、下の子が小学生のうちは、時間の融通を優先し、
パートタイムの事務仕事をしている。
第3号ってやつだ。
パート先の規模が小さいため、社会保険を自分で負担する130万円の壁がどうしたって気になる
160万円働かないと、現在の手取り130万円を下回る。
多く働くのにも関わらず、手取りの減額現象がおこるのだ。
そのため、多くのパートさんは時間を調整し、130万円以下で働く選択をする。
私もその一人。
雇用側もパートさんの社会保険(半額)負担を避けたい、そんな思惑が渦巻くいや~な状況下である。
 
そんな状況をどう打破するか。
 
1.働く時間を増やす 
パートタイムの時間的余裕意味なし → 不満
 
2.雇用側に一気に給料を上げるよう要望
大概の雇用側にそんな余裕はない → 要望出すだけで関係悪化
 
3.社会保険料を政府が補助する措置
一時的に過ぎず、恒久的な問題解決にはならない → 不安継続
 
結局、130万円の壁を超えるには、働き手の負担を増やし、
フルタイム勤務となることが、現実的な道筋なんだろう。
しかし、フルタイム勤務し、社会保険料を負担しても、
所得が減らない状況を無理なく実現できるパートさんがどれほどいるだろうか? 
 
子育て(介護)時間を優先したいのに、フルタイム勤務を希望する人がそもそもいるのか?
また、フルタイム勤務希望者を、喜んで正社員として受け入れる雇用側はとれだけいるのか?
政府として補助する場合は、財源はどこから用いるのか?
 
素人が考えただけでも、問題や疑問は山積している。
 
理想を言えば、誰かに雇用されるのではなく、自ら稼ぐ術を見出し、
130万円の壁をするっと超えていきたい。
子育てや家事、パートの仕事に追われる毎日だけど、
アンテナは高く張り巡らせて、チャンスが訪れたときには掴める自分であれるよう
毎日を過ごしていきたい。
じきに130万円の壁など無くなるだろうから。
 

諦めてる?非正規雇用と女性の生きづらさ

女性の生きづらさ

日本の社会構造が女性を生きづらくしている。既に気づいている女性も多いと思う

世代毎に感じる生きづらさは違えど、多くはそれを許容し、無意識のうちに諦めている気がする。

日本では労働ストライキなんてほとんど起こらない。むしろ、声をあげることに恥ずかしさを覚える人が多いのではないか。

日本の非正規雇用の7割が女性だ。

当然、子育てや介護をメインで担うのは女性が大半。元々正規雇用でフルタイムで勤務していても、小1の壁やら小4の壁を境に仕事を辞める人も多い。子育てもひと段落し再就職しようとすると、もう30代半ば、40代に突入している人も多いのではないか。体力や時間の制限を考え、パートタイムやアルバイト、派遣といった非正規雇用を選ぶことになる。

30代なら正社員雇用を目指せば可能だろうが、転勤や残業の有無など、いろいろ考えることは多い。女性が働きやすい会社が現在の日本にどれほどあるだろうか?

パート、アルバイト、派遣社員、どれも立場が弱い。

正社員からは見下されることも多いかと思う。悔しい思いを胸に抱えて、でも訴える気力も余力も度胸もない女性が多いのではないか。

私もその一人。どちらかというと戦う余力がない。

毎日毎日、家事に子供の世話、そのうち、介護も加わるだろう。

いつも搾取されている感覚を抱きながら、それでも主婦として、母として、

心地よい家庭を保てることに注力している。

無意識のうちに諦めている。

 

 

 

なぜ正規雇用を模索せずに、パート+副業+投資

正規雇用か、パート+副業+投資
どちらを模索するか悩んだ結果、
後者を選択。
 
その理由、
 
正規雇用の就業スタイルが不安
子供にまだ手が掛かるので、パートの時間調整の手軽さが便利。
正規雇用となれば基本フルタイムで時間調整はパート程手軽ではない。
 
※時間調整の手軽さは、コロナ渦以降、正規雇用でも在宅勤務やフレックス制度が充実した会社なら融通が利くかもですが、地方都市ではまだまだ非現実的。
 
中途採用で即戦力として働く不安
大学卒業後の就職は米国だったため、日本での新入社員の経験がない。
帰国後に中途採用で就職した会社では、当然経験者としての仕事スキルが求められ、
帰国ブル―と相まって精神的に苦しかった体験がトラウマとなっている。
 
③年齢
45歳を過ぎたら転職市場もグッと厳しくなる。
パートタイムや派遣など非正規雇用の求人がメイン。
 
ー----
 
もちろん、安倍政権がかつて掲げていたスローガン「女性が輝く社会」が
実現していて、女性が仕事でも、家庭でも輝ける幸せな社会になったら理想だけど。
現実はそんなに甘くない。全然甘くない。
 
とりあえず、今はパートタイムの仕事をコツコツ。
投資もコツコツはじめている。
 
あとは、
副業だけど、
 
ネット社会にあふれる情報が多すぎて精査が大変。
もちろん、甘い話は信じてないけれど、SNSに流れてくる副業広告を見ると、
ついつい手を出しそうになる。
 
でも、これらおいしい副業について冷静に調べるほど、
今ネット上に溢れるおいしい副業話は全て怪しい(ほぼ詐欺)
という結論に至っている。
 
 
 

はけるんブログを開いて下さり、ありがとうございます。

まずは、ブログ主について少し。
心ここにあらず......そんな状態がもう5年近く続いています。
更年期に入ったからか、毎日肩や腰がズんと重たく、朝から片頭痛に悩まされる日も増えた。40後半。もうすっかり、しっかり、中年のおばちゃんです。
 
更年期ってこうなのか、とか、
人生の後半戦に突中だな、とか、
途端に老け込んで何も手につかなくなるんじゃないか、とか
 
そんな状態になったら、子供たちの明日のお弁当はどうする?
パート、塾の送迎、洗濯、ゴミ出しに、ご飯の支度
 
まあ、どれも、誰かが代役でなんとかなるタスク。
このおばちゃんがいなくても 大丈夫。
そう自分で認めてしまったら、急に消えたくなるかも。
 
なんて、心の状態でブログを書き始めました。
 
これから、
  • もやもや
  • 投資
  • 副業
  • 中学受験
  • パートのお仕事
 
などについて書いていきたいと思います。
 
よろしくお願いします。